ぐへぇ


絵を描くことだって文を書くことだって、楽器を鳴らすことだって歌を歌うことだって料理を作ることだって、やろうと思えば子供でも大人でも男でも女でも誰でも出来るわけで。
「誰でも出来る事」を「誰にも出来ない事」に昇華させないと、なんだって、プロにはなれない。
難しい、どうも、村長です。


部屋を探す日々。
やっぱりネットで見るだけだと限界があるよね。
それでも大体の目処はついて、来月何件か見学して、決まる、かなー……。
遅くとも12月には決めて契約したいです。


ついに課題を出された。
基礎デッサンと色彩ちゃんと終わるかな……ぐぬぬ
がんばらねばだ。


最近回り回ってGalileo Galileiを聴いてる。
スピッツっぽい気がする。スピッツもあんま聴かないけど、そんな気がする。
あとはー……なんだろ、アナログフィッシュとか、サカナクションとか、そこら辺だ。
あとフジファブリックとかYUKIとか。
怒髪天もたまに聴く。
あとはユニコーンとか奥田民生とかBO GUMBOSとかPOLYSICSとか、とか。
新しいのを漁るとか、そういうのはほとんどしなくなった気がする。
フジロッ久(仮)とか、気になるバンドはあるけれど。
借りた(貰った)のに聴いてない曲とかが多すぎて、しばらくはそれを消化する日々になりそう。


先週は


ディスコ探偵水曜日、中〜下巻(舞城王太郎
喜嶋先生の静かな世界(森博嗣


を、読んだ。


ディスコ探偵水曜日、梗概を引用させてもらうと

日本にやってきた迷子探し専門のアメリカ人探偵ディスコ・ウェンズデイは6歳の山岸梢を預かるが、ある日梢の体に《17歳の梢》がやってきて事態は混乱。《パンダラヴァー》に魂を奪われた《島田桔梗》まで《梢》の体に飛び込んできて拡大する一方の事件の全容を知るため《梢》の魂の待つ福井県西暁町、推理作家・暗病院終了宅《パインハウス》へと乱暴な和菓子職人・水星Cを連れて向かうが、暗病院の死にまつわる推理に破れた名探偵たちが次々に死んでいる。


あらすじ読んでもわけがわからないけれど、本当にこんな感じ。
タイトルに「探偵」ってついてるし、主人公は迷子探偵だし、名探偵が何人も出てくるんだけど、推理小説か?って言われるとなんか違うんだよなぁw
推理小説も純文学もファンタジーもSFも関係ねえよ!俺は書きたいものを書くんだよ!」みたいな、そんなごった煮感がある。とにかくあらゆるジャンルがグッチャグチャに混ざってそれがうまいこと共存してる。
読んだ後グッタリするくらいとにかく物語の密度が濃い。
そして、ディスコも水星Cも、カッコイイね。
っていうか台詞がいちいちワクワクさせるんだよな、「踊り出せよディスコテック、急いでな」とかね、なんだろうね、ワクワクするんだよね。
舞城さんはほんとに心の底から楽しんで小説を書いてるんだと思う。なんか、そんな舞城さんの《気持ち》が具現化したような、そんな印象を受けた。
これくらい自由に小説が書けたらいいな、と思う。
いや、書いてみせる。


喜嶋先生の静かな世界は、小説家でありながら工学博士である著者の半自伝的な小説。
元々は「キシマ先生の静かな生活」という短編で、本作はこれを長編化して一冊の本にしたもの。
僕は残念ながら文系だからあまり分からないけれど、理系の人が読んだら共感する部分も感動する部分も多いと思う。
理系学生〜理系研究者の内情とか、心境の変化とか、そういったものが赤裸々に、ありのままに書かれていて、大学の意義とか、学問の純粋な楽しさ・愉快さを考えさせられる、良い小説だった。
普通に話自体面白いしね。
最後は……ハッピーエンドと捉えるかバッドエンドと捉えるか、まあ読んだ人次第だけれど。
切ない気持ちにはなるかな。


帯には

この小説を読むと
●考えてもわからなかったことが突然わかるようになります。
●探してもみつからなかったものがみつかるかもしれません。
●他人と考えが違うことや他人の目が気にならなくなります。
●自分のペースや自分の時間を大切にできるようになります。
●落ち着いた静かな気持ちで毎日を送れるようになります。
●なにか夢中になれるものをみつけたくなります。
●スポーツが得意になるかもしれません。
●学生の方は進路が変わってしまう可能性があります。
●年齢性別関係なくとにかく今すぐなにか学びたくなります。


って書かれているんだけど、本当にそのとおりだと思うw
とにかく、読むと動きたくなる、何かやりたくなる、そういう小説です。
あと、装丁が綺麗。


これからは課題もやんなきゃだし、バイトもあるし、部屋探しもあるし、本読むスピードは落ちそうだなー……。


まだ全然積ん読が消化されてない……。


ではでは