突き抜けろ

村長:


恋愛小説アンソロジー「I LOVE YOU」に載っている中村航の短編。どうも、村長です。
このアンソロジーに乗ってる短編はなかなか粒揃いでどれも面白い。
コテコテの恋愛モノじゃないところも良い感じ。


まずはね、謝罪から入ろうか、今回の日記は。
前回はちょっと荒れすぎてたね。すいません。
無事、文化祭二日間とも終了しました。
ちょっとダイジェストで書いていこうか。


[一日目]
前の日記に書いたけど、開会式で校歌を独唱した。
リハーサルをするから7時に学校に来いと実行委員共に言われたから、6時くらいに家を出た。
とりあえず、テンションが半端なく低かった。寝不足も重なって相当目付きが悪かったと思う。
これから全校生徒の前で一人、盛大にスベらなくちゃいけないという訳の分からないイライラと、せめて実行委員共を巻き添えにしてやろうという復讐心で頭がいっぱいだった。
で、リハーサルを終えて、本番。
壇上で言ったことをここに書くと恥ずかしすぎるから書かないけど、アドリブで喋った割にはウケた。
ていうか予想以上にウケたね、よかったよ皆のノリが良くて。
リハーサルでは真面目に歌ってたから、実行委員共と先生は本当に驚いていた。とっても良い気味だった。
歌った後の全校生徒の歓声と拍手喝采は一生忘れない。


で、その後有志バンドのライブで演奏した。
うちの学校は、一日目の大取りは二年、二日目の大取りは三年という暗黙の了解みたいなものがあるから、俺のバンドは三番目だった。
直前に全校生徒の前で歌ったからか、まったく緊張しなかった。
大したミスも無かったし、盛り上がったし、言うこと無しだったね、うん。


その後はひたすらクラスの屋台を手伝ったりしていた。
朝はほんとどうなるかと思ったけど、全部うまくいって良かった、ほんとに。


[二日目]
二日目は、朝から使われてない部屋でひたすらベース弾いたりドラム叩いたりしていた。
なんてったってライブの大取りだからね、練習しておきたかったんだ。
昼ごろにかなちゃんとジュノンが来て、三人でお化け屋敷を回ったりしていた。
俺もジュノンも怖がりでビビリだから、二人してかなちゃんそっちのけで進んだりして、かなり情けなかったなw
途中から俺の高校の友達も加わり四人で回ってたんだけど、バンドの機材を運ぶ時間になったから案内を友達に任せて俺は離脱。
そこからはずっとライブ会場の講堂にいた。
舞台の最前列に行って盛り上げ役になったり、舞台裏で後輩の緊張をほぐしたり、制御室でライトいじくったり、色々やっていた。
途中、実行委員共が演奏を見に来て、俺に向かって「正直言って、後輩バンド微妙じゃね?」って言ったのには本当にイラッときた。
お前らはあいつらの何を見てきたんだと、お前らに言われる筋合いはねえよと。
とりあえず、実行委員共の今後の人生の不幸を願うばかりだ。
演奏を聴いてる時、何度も泣きそうになった。
最初のオーディションの時と比べて、どのバンドも格段に上手くなってた。
「大丈夫かな…」とか思ってたバンドも急激に上手くなってて、あぁ皆すげぇ練習したんだなぁ、と。
演奏終わった後、後輩が裏で泣いてるのを見たときは本当にやばかった、もらい泣きしそうだった。
自分たちの番直前もやばかった、色んなことを思い出して泣きそうになったけどなんとか堪えた。
演奏はこれ以上無いってくらい盛り上がったね、楽しかった、ほんとに。
ジュノンが学校の生徒に混じって最前列でノリノリだったのは笑ったなあ。
かなちゃんにも、久々に、というか初めてカッコいいところを見せられて俺は満足です。


高校三年間で一番楽しかった。
小学校の時も、中学校の時も思ったけど、終わりの年が一番楽しいね。
小6、中3、高3。良くも悪くも印象的な思い出が多い。


長くなったけど、最後に。
有志バンドの皆、音響の星さん、かなちゃん、愛してる。
いやぁ気持ち悪いね俺が言うと。ていうか誰が言っても気持ち悪いねこれは。
良い後輩に恵まれて村長は幸せの極みです。



ではでは、今日はCDの紹介は無しということで。

PS.町長、早く日記更新してこの記事を下に流して下さい、この記事は黒歴史になる予感がするぞww